
ルツェルンは観光で栄える、夏も冬もとても過ごしやすい町です。町は、ゆっくりと曲がりくねって流れるロイス川にまたがっています。大きなルツェルン湖から流れ出るこの川には、古い木造の橋がかかっています。中世の広場が数多くある絵のように美しいオールドタウンは、玉石を敷いた歩行者専用の通りを持っており、背景には険しい山の峰が連なっているのが見えます。
街は見所が豊富で、簡単に歩いて周ることが可能です。川の北側に位置する旧市街の港には、街のほとんどの見所があり、街は木造で塗装が施された建物が立ち並び、店やテラスカフェであふれる中世の広場があります。博物館や教会もこの地域には多くあり、荘厳な塔を抱えた見事なホーフ教会には、同じく素晴らしいパイプオルガンがあり、街と湖を見下ろす丘の上に立っています。
主なアトラクションとしては、街の中心にあるルツェルンのハイライトでもある「嘆きのライオン」像、そしてこの種の博物館ではヨーロッパ一の規模の見事なスイス交通博物館があります。その他にも一見の価値がある素晴らしい博物館がたくさんありますが、街は小さいので、ほとんどの見所を一日で周ることが可能です。

ショッピングもルツェルンでは楽しみの一つですが、数え切れないほどの土産物店や工芸品に加えて、高級なデパートとショッピングセンターもいくつかあります。カフェとレストランもここでは沢山あり、川を見下ろす右岸の旧市街の特に多いです。
ルツェルン湖は美しいだけでなく、旅行者はルツェルンを湖側から眺めたり、ウォータースポーツなどのアクティビティで楽しんだりすることが出来ます。蒸気船クルーズが人気で、一年を通して運行しており、ウインドサーフィン、ヨット、水泳などを楽しむことができます。

スイスの最も人気のある街であるルツェルンはホテルも十分にあり、選択肢も多いです。しかしホテルは三ツ星以上からがほとんどで、大抵は中級からそれ以上のホテルです。バジェットホテルとゲストハウスもありますが、余り数はおおくありませんので、夏と冬の時期には必ず事前に予約したほうがいいでしょう。

スイスの他の町同様ルツェルンはフレンドリーな街ですが、傾向として地元の人はきちんとしており、彼らの習慣に敬意を払わない旅行者にはあまりいい顔をしないでしょう。大きな湖と高い山がすぐそこにありますので、この地方ではスポーツが盛んで、文化的には、ルツェルン国際音楽フェスティバルがありますし、地元の美術館や博物館ではどんなカルチャーフリークのかたでも満足するでしょう。

ルツェルンの歴史は約1300年前まで遡り、700年ころは小さな漁村でした。町が現在の場所、ルツェルン湖の北西に作られたのは、St Leodegarのベネディクト修道会の時代です。このころ町は「Luciaria」というラテン語の名前を得ました。
ルツェルンは13世紀にゴッタルド峠が開通したことで本格的に町として始まり、この道はスイス北部と南部のイタリア語圏ティチーノ地域を結びました。
物資はそれから続々とアルプスを越えて運ばれてきて、ルツェルンの交易は繁栄しました。13世紀の終わりにかけてルツェルンはハプスブルグ家の勢力に取り込まれ(1291年)、後に1323年にはスイス連邦に加盟しました。ルツェルンは繁栄を続け、北のドイツから、また南のイタリアから物資が運ばれてきました、しかし1601年地震の際に街は全て破壊されてしまい、レマン湖からの3メートルの津波が町を襲いました。津波は何度となく押し寄せ、大勢の死者と無数の建物を破壊しました。

ルツェルンの歴史でもう一つの重要な出来事は、17世紀の小作人の反乱ですが、1653年にルツェルンはこの反乱で非常に重要な役割を果たしました。18世紀の終わりにかけては、ナポレオンのヘルベティア共和国の首都として1803年まで5年間栄えて、約40年後の1841年にはルツェルンはスイス連邦から離脱しました。これは1847年に分離独立戦争のきっかけとなり、翌年にはルツェルンは再び戦線となりました。

ルツェルンは引き続き交易や特に観光業が発展し、1881年にはゴッタルド鉄道ができ、ゴッタルド高速道路トンネルが99年後に開通し、最初に鉄道、次に自動車道がイタリアとドイツにつながりました。海路の交通が出来たのもルツェルンにとって非常に影響力がありました。今日ルツェルンは一年中たくさんの観光客を魅了し、山と湖に囲まれた絵葉書のような風景を楽しめ、世界有数のスキー場にもアクセス可能です。

7月と8月はルツェルンのベストシーズンですが、この時期は観光客で一番賑わう季節でもあります。この時期の気温は、26度くらいまで上がり、平均気温は17度です。雨も一年で一番降る時期です。6月か9月にルツェルンを訪れるのが一番いい時期といえるかも知れません、というのも気温は7,8月よりほんの少し低いだけで、混み具合も差ほどではないからです。12月、1月、2月の平均気温は0度以下になり、とくに周辺の山岳地帯では低く、スキーヤーやスノーボーダーには理想的でしょう。
美しいルツェルン湖のほとりという素晴らしいロケーションにあるルツェルンは、古い建物や見事な建造物が数多くあります。車の入れない、蜘蛛の巣状に張り巡らされた入り組んだ道は旧市街の素晴らしい雰囲気を作り出しており、ルツェルンの魅力的な見所を邪魔されることなく歩き周ることが出来ます。































