

ローマ時代から街の歴史が続くローザンヌには重要な建築物が豊富にあり、とりわけ旧市街ではローザンヌ大聖堂のような素晴らしい建物が見られ、その時代には歴史上の人物であるローマ教皇ジョージ10世のような人々を引き付けて来ました。中世には疫病や火事に苦しみましたが、ローザンヌは1540年に初めて大学を開校することにより、その存在を重要なものにしました。

今日でも知性の中心であるこの街は国際色豊かで、学生、社会人など各国から集まっています。過ごしやすい気候で、短い冬の間だけは寒くなりますが、大抵は暖かく晴れた日が多く、水泳、アイススケート、近くの山でのスキーなどアウトドアアクティビティが豊富に楽しめます。一年を通してイベントがあるので旅行者を魅了し、映画や音楽際、またスポーツイベントなども盛んです。

ローザンヌには博物館目当てに訪れる人も多く、歴史から美術、園芸学から地理学と幅広い種類の博物館が20以上もあります。なかでも最も知られているのはオリンピック博物館とエルミタージュファウンデーションです。国際オリンピック委員会の本拠地であるため、地元の人が野球や卓球からサッカー、ホッケーまでどんなスポーツでもすることが出来るスポーツ施設がここで充実しているのは驚くにはあたりません。

ローザンヌはローカルバスで簡単に周ることができ、メトロでは街を効率的に経済的に周ることが出来ます。A1モーターウエイではジュネーブとフランス、イタリアへアクセスすることができ、また、通常の公共交通サービスが都市間を走っており、近隣諸国からローザンヌへ鉄道で乗り入れることが出来るようになっています。

ローザンヌの住人は旅行者を歓迎しており、街には様々な文化の人々が住んでいるので、外国人が目立ってしまうようなことは余りありません。観光と交通のインフラは快適かつ正確で、時計製造で知られているスイス人の評判を保っています。

ローザンヌの歴史はケルトの時代に遡ります。古代ケルト人の土地に、ローマ人がLousannaと呼び定住を始めました。後に、この街は湖の側、今日ヴィデイ とウーシーと呼ばれている場所ですが、そこから移動し、丘の上の外敵からの防御がしやすくなっている場所に移りました。

ローマ人統治の崩壊でローザンヌ司教とサヴォイ侯爵にローザンヌの街の主権が移譲されました。彼らの統治下で、大イベントであるローザンヌ大聖堂が1275年に建設されました。その献堂式には、ローマ教皇グレゴリウス10世、ハプスブルグ家のルドルフ皇帝といった歴史上の重要な人物が出席しており、後に街は重要な巡礼地となりました。

1536年、権力はベルンに移り、後に街は火災で荒廃し、次の世紀には疫病に苦しみました。ベルンの統治下で、多くの文化的に重要なものがローザンヌから移され、今日までそのまま戻ってくることはありませんでした。この街に最初に大学が出来たのは1540年で、ベルンの統治下にあるうちはずっと、知識階級を魅了していました。

ローザンヌでのベルンの統治が19世紀の変わり目のナポレオン戦争で崩壊し、街はスイス連邦の新しい州ヴォー州(Vaudois)の首都としての役割を担いました。発展する首都はヨーロッパ旅行の途中に寄る、人気ある観光地となりました。モーツアルト、ヴォルテール、ゲーテなどがこの地を好んだかことから有名になり、ローザンヌは富裕層の間でおしゃれな旅行先となりました。

芸術と文化の首都として、街は観光客、芸術家、大学関係者などを引き続き魅了し、研究所や文化・学術団体等にどんどん人気が出ました。1915年国際オリンピック委員会の本拠地に選ばれたことからさらに、ローザンヌの名声はさらに高まりました。

近年の歴史を見てみると、イタリア、ポルトガル、スペインといったヨーロッパ各国から多数の移民が来ており、国際色豊かな雰囲気になっています。かつてローザンヌは眠たげでおっとりとした街でしたが、長年の間にずいぶん変わりました。しかしこの活気ある街でも、近隣の大都市ジュネーブの陰にかすんでしまいがちです。
プレートが隆起して出来た街であるローザンヌは、レマン湖の岸辺にある町、近郊のウーシーよりほんの少し涼しいことが多いです。

一年のほとんどは穏やかで、夏は過ごしやすく温暖で晴れの日が多く、街は暑い時期には湿度に悩まされることもあります。一年を通してにわか雨が降ることがありますので、夏でも傘の携帯が必要です。

1月、2月、3月は一年で最も乾燥した時期で、涼しい気候ですが晴天が続きます。冬は概ねどんよりとした曇りと霧の日が多く、気温はマイナス5度くらいまで下がることがあります。冬は気温が低いですが、暖かく着込めば観光も出来ます。

夏に訪れると最も暖かい時期で、7月と8月が最も気温が高く、25度くらいになります。しかし、ローザンヌは一年を通して、訪れるのに向いてない時期は特にありません。































