ノルウェー 基本情報

ノルウェーは、山脈、フィヨルドと氷河が際立って美しい国です。白夜の国は、気楽な街、魅力的な村、バイキング船や中世の教会など歴史豊かな観光地が楽しめます。ノルウェーは衝撃的な自然の不思議とたくましいフロンティア精神を保持していることが誇りです。気候が温暖な南部は、ノルウェーで最もドラマチックな特徴を持つウエスタンフィヨルドなど広大な農場、魅惑的な森、日当たりの良いビーチがあります。ノルウェー北部では、スキー、ハイキング、カヤックなどのアウトドアスポーツや、青葉茂る谷、山湖や息をのむような景色を持つ田園地方の美しさに感動するでしょう!

ノルウェー国内では英語が広く話されているので、イギリス人にとっては観光しやすい国でしょう。首都オスロは観光客が最初に向かう目的地として充分に満足できる町です。見所といえば博物館や歴史的名所、スキーリゾートなど尽きることはありません。宿泊施設が豊富で、交通機関が整っており観光客に親切な町と言えます。

ノルウェーは有名な世界的ホテルチェーンの本拠地です。「閉じた経済」ということも関係して、定評の経営体制は例外なくノルウェー人によるものです。高水準で質の高いサービスを誇るベルゲンのクラリオン・ホテル・アドミラル、オスロのグランド・ホテル・オスロがよく知られています。ベルゲン、トロンハイム、トロムソもまた観光地として有名で、それぞれ独特の名所や宿泊施設があります。
またパスポートを携帯していれば、スウェーデンとフィンランドへも気軽に訪れることができます。

ノルウェーは極北部に位置していることから、一年中とても寒い気候だと誤解されがちです。沿岸を流れるメキシコ湾流の影響を受けて、国の大部分では温暖な気候です。沿岸部の冬は強風や雨が頻繁に降ることが特徴的ですが、比較的穏やかです。内陸の山脈地帯では同じ時期であっても沿岸部とは幾分異なっていて、雪や霜、強風など北極圏を特徴づける気候です。

6月から9月までの夏のオスロでは気温が20℃まで上がり、これは一年でもっとも温かい気温といえます。またこの時期、オスロでは月間降雨量も800ミリから900ミリを記録し、沿岸部では1500ミリから2000ミリ以上を記録することもあります。ノルウェーを訪れる際には「寒さ」か「雨」のどちらかを選ばなければなりません。どちらを避けたいかによって時期を決定することになります。温暖な夏にノルウェーを訪れるなら大量の雨、また雨の少ない冬に訪れるならば氷点下の極寒を体験することとなるでしょう。
氷河期の後、紀元前7000年ごろになると人類が生活できるほど温暖になりました。そして開拓者たちが住み着き、ノルウェーの歴史が始まりました。初期のノルウェー人たちは、漁業や鹿、ヘラジカ、鯨、アザラシなどの狩猟を組み合わせて生活していました。生活に変化が現れ始めたのは、紀元前3000年ごろ農業の伝来や石や銅などが道具や武器の材料として発見されてからになります。

ヴァイキングはその次にノルウェーを代表する民族です。強い征服欲から9世紀にはスコットランド、イングランド、アイルランド、フランスがヴァイキングの支配下に置かれ、ノルウェーを去っていきました。その間、ノルウェーがいくつもの王国に分裂します。ハーラル1世(美髪王)、エイリーク1世(血斧王)、ホーコン1世(善王)などは支配圏を広げるなど、国内の支配を強めようとしましたが、いづれも失敗に終わっています。オーラヴ2世(聖王、1015-1030)は内陸全土をキリスト教化することによって、ノルウェーの支配権を握るのに成功した王です。11世紀にはノルウェー全土がキリスト教徒となりました。当時、ノルウェーには3つの階級が存在していました。奴隷階級、自由市民階級、貴族階級です。

長きに渡り内乱が続き、十字軍の戦士・シグルド1世が亡くなるまでは国内の平和と安定が保たれていました。ホーコン4世(1217-1263)の即位を期に再び平穏が訪れました。ホーコン4世の統治時代にはグリーンランドやアイスランドの一部にまで支配を広げ、国は繁栄していました。ヘブリデス諸島とマン島をスコットランドに売却することになりながらも、後継者であるマグヌス6世(改法王)は積極的に政治を行いました。14世紀にはスウェーデンにおいて父・マグヌス4世と共治の後に王となったエイリーク12世と共治し、この連合国家体制が1355年まで続きました。黒死病による壊滅的な影響を乗り越えて、14世紀後半に再び繁栄し、マルグレーテ1世統治下のスウェーデンとデンマークに加わりました。1523年にスウェーデンが独立するも、ノルウェーとデンマークは1814年まで連合国家の体制をとり続けました。
16世紀から19世紀にかけて、ノルウェーは宗教改革や通商貿易、商船隊の形成などに目を見張る発展を遂げました。こうした発展にもかかわらず72万8000人にも及ぶ国民の多くは農業や漁業を営んでいました。1813年、スウェーデンはノルウェーを侵略し、熾烈な戦いの末にノルウェーは降伏しました。スウェーデン占領とノルウェー人との対立は続き、結果としてスウェーデン王の統治下にありながらも大幅な自治権を認められることとなりました。1884年、ついにスウェーデン人による統制は挫かれ、政府と後に王に敗北を認めさせました。こうした結果、ノルウェーに民主議会が設立されました。

19世紀終わりにはノルウェー国民投票と独立承認を結果的に引き起こすさらなる対立が起こりました。第一次世界大戦では一部のみの参戦だったにもかかわらず、第二次世界大戦では終戦までナチス・ドイツによる統制下に置かれます。2度の大戦を乗り越え、ノルウェーは速やかに復旧し1950年代、60年代、70年代と繁栄してきました。今日、ノルウェーは裕福な発展国となり、高い生活水準を誇っています。































